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『算数』と『数学』(その2)

『算数』と『数学』(その2)

前回は『算数』と『数学』の違いを明確にしたうえで、『数学』という学問は我々の生活環境の場のあらゆるところで活用されている話をしました。また、『数学』のノウハウがどのように活用されているか、『作業効率化』と『多い情報の効率活用』という観点で例題を挙げて説明しました。

今回お話しするのは、論文作成やプレゼンテーションといった他人と情報を共有する場面において、どのように生かされているか、という内容です。

皆さまは『数学』の中で『証明問題』を学ばれたことがあると思います。『証明問題』は、以下のような論調で示されていたかと思います。

  • 定理: 二等辺三角形は、2つの内角が等しい。
  • 証明: なぜなら、…(中略)。
  • 結論: よって、二等辺三角形は2つの内角が等しい。

『定理』では証明問題の『趣旨』が提示され、『証明』ではその『趣旨』が深堀、分析され、『結論』では『趣旨』を振り返り、証明問題を解決する(結ぶ)、こういう流れで論じられています。

実は、論文(説明文)やプレゼンテーションではこの『証明問題』のノウハウを生かすことにより、相手に対して客観的に分かりやすく説明することができるのです。画像は論文作成するときの基本ルールですが、『序論』⇒『定理』、『本論』⇒『証明』、『結論』⇒『結論』(同じ)と読み替えても、筋が通ることは自明ですね。

日本では『数学』の成績が良いのに関わらず、「論文を書くのが下手」とか「プレゼンテーションが下手」というのをしばしば見かけますが、実に不思議な話です。私はその理由が分かりません。