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安全分析を行うにあたっての留意点

前回のブログでは『安全』と『安心』の違いについてお話ししましたが、今回は関連した話題で『安全分析』についてお話しいたします。

『安全分析』は大きく分けて『危険事象の抽出』と『リスクアセスメント』に分かれます。『危険事象の抽出』は製品やシステムを開発時、これらのライフサイクルを通じてユーザーや関係者の安全を阻害する要因(『危険要因』)がないか、を抽出する作業です。一方、『リスクアセスメント』は抽出した『危険要因』から『危険事象』へと遷移する可能性、『危険事象』からの回避可能性、『危険事象』が発生時の負傷重篤度といった『程度』を検証する作業です。

『安全分析』の手法としては、古いものではFMEAやFTA、新しいものではSTAMP/STPAなどが提案されており、各企業にて運用されていることと存じます。

ここからが重要ですが、近年『安全分析』の手法が多く開発・提案され、分析の精度も高くなっておりますが、「安全分析手法を使うことにより、網羅的に安全分析ができる」、ということは一切あり得ません。

前回のブログでもお話ししましたが、『安全』『危険』を判断するにあたって最も重要なのは、『事実』『実態』『経験』といった人間が客観的に認知・理解できる情報なのです。安全分析の手法はあくまでもこれらの情報から効率的に危険事象を抽出、危険事象の程度を導出するだけなのです。

『安全分析』は単独もしくは開発関係者だけで行わず、安全管理者、エキスパート、開発に関わらない第三者を交えて実施することを強く推奨しております。これはメンバーが持っている『事実』『実態』『経験』といった情報を集約し、集約した情報をベースに多角的な視点で分析・検証することにより、『安全分析』を網羅的に行うためなのです。

大企業では製品・システムの開発に関わっている方が多く、『安全分析』の実施できる環境にあるかと思いますが、中小企業では人員が少ないため、多角的な視点での分析ができず、個人の経験のみに頼らざるを得ない実態があるかと存じます。

弊社は上記問題を解決すべく、自動車OEM時代に培った安全分析のノウハウおよび製品開発における多角的な視点をベースに各企業様の安全開発の支援を行ってまいります。

※弊社は大手認証機関(SGS-TÜV)公認の自動車機能安全技術者資格を有しております。

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