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当時の修士論文を振り返る

当時の修士論文を振り返る

写真は私が大学院の修士課程を修了したときの修士論文の紀要です。

私が行っていた研究は、外部シーンをカラーステレオカメラで撮影して、3次元認識を行い、3DCGを用いて再現するものです。

2001年に描いた論文で2021年の現在では『当たり前』になっていますが、振り返ってみると現在の流行り技術であるAIやVRを先取りしていたんです。

AIに関していえば、当時のPCのCPU(Intel PentiumⅡ/Ⅲ, Celeron, MMX Pentium, AMD K6など)はシングルコア、処理速度はGHzでなくMHz、そんな中で教師データを使用しない学習処理を行っていました。もちろんディープラーニング(DNN)のような複雑かつ多階層の処理は、CPUが音を上げてしまうためできませんが(笑)。

グラフィックに関してはOpenGLを使っていて、処理装置(GPU)もメーカーこそnVIDIAながら、処理能力は現在よりはるかに劣っていたため、データ容量の少ない高効率な描画処理が求められていました。

当時、研究段階であったものが20年経った今では、マルチコアCPU,GPU,SoCなどのハードウェア環境やDNNやVRを代表とするソフトウェア技術が進歩し、あらゆる民生品に応用されていたり、開発の現場ではVirtualの評価環境として普通に用いられていたり、文明の進化って凄いなと思いました。一方で将来を俯瞰することの大切さをつくづくと感じさせられました。